2008年度 社団法人鹿島青年会議所
第51代理事長 松浦 穂積
昭和46年11月16日生
1995年6月入会
<基本テーマ>
「自分が源」
〜愛する故郷の未来のために率先して行動しよう〜
■ 基 本 方 針 ■
1.公益法人制度改革に伴う取組みと広報活動
1.徳のある人の育成
1.子どもや孫が安心して暮らせるまちへの取り組み
1.創立50周年記念大会の成功
はじめに
1958年1月27日、鹿島青年会議所は全国で158番目の青年会議所として認証されました。
以来50年という歳月を、「奉仕・修練・友情」のJC三信条のもとに、同じ志をもった先輩方が
すばらしい事業を展開され、明るく豊かな社会の実現のために力を尽くされてきました。
あらためて先輩方やこれまでの活動に携わっていただいた全ての方に感謝いたします。
さて、(社)鹿島青年会議所は50年間の活動の中で、「For You運動」や「パートナーシップ
宣言」などその時代に合った提言を行ってまいりました。
創立50周年という大きな節目を迎えた今年、過去の活動・運動を振り返りながら、さらなる
未来へ動き出す時がやってきました。
最近は「JCしかない時代」から「JCもある時代」に変わってきたと言われますが、私たちが先
頭に立ってやれることはまだまだあるはずです。
また、JCには私たち自身が思っている以上に大きな期待が寄せられています。
50年という歴史の中で培った実力を、愛する故郷の未来のために発揮しましょう。
ところで、以前私は「JCはまちづくり、ひとづくりの団体です」と答える事が多かったような気が
しますが、最近は「まちづくり、ひとづくりの種を蒔く団体」だと思うようになりました。
JCの活動や運動で市民へ共感を与え、賛同を得て、地域住民全体で明るく豊かな社会を
創っていく事が理想です。そのためにも先ずは「自分が源」となり、率先して行動していくべきだ
と思います。
内側と外側
(社)日本青年会議所は2008年度を「公益法人制度改革元年」と位置づけています。今後は
私たちの活動や会計に対し、より一層の開示性、透明性、公共性を求められます。
当然、私たちもその仕組みについて考えなければなりません。
そのためにもまずこの一年間で必要なものは、公益社団法人制度改革の知識を習得し、
それをメンバー全員に周知することから始めなければなりません。
(社)鹿島青年会議所の設立目的や存在意義、何のためにJC運動を行っているのかを再考
する時だと思います。
そして私たちが担っている地域での役割を考えた上で、判断しなければなりません。
次に、昨年よりホームページが開設され、不特定多数の人に(社)鹿島青年会議所の活動を
報じることができるようになりました。しかし現状はどうでしょうか。カウントを見てもたくさんの人
が見てくれているという状況ではありません。又、ホームページ以外での広報活動は手薄だと
思います。もっと多くの市民に私たちの活動をアピールし、一人でも多くの理解者と賛同者を増
やす必要があります。50周年を迎えるにあたり、さらに積極的に、あらゆるメディアを利用して広
報活動を行いたいと思います
。
徳高い人を育てる
「徳」とは何でしょう。辞書で調べてみると『修養によって身に備わった品性』『正しい道を行って
体得した品性』『人からの信望を得る人柄や行い』などと書かれています。
私たちは青年会議所メンバーであると同時に一人の経済人でもあります。
各事業所の理解や協力があってこそJC活動ができている事、JCで得た経験をそれぞれの事業
所で活かさなければならない事を忘れてはなりません。
綱領にもある「明るい豊かな社会」を創るためには、まずは私たちが所属している企業がしっかり
とした場所でなければならないと思います。
企業規模の大小に関係なく、経営者、社員という枠を取り払い「企業は社会の公器(公共の機関)」
だという考えを再認識し、利益の追求に加え社会貢献できる企業と、そこに所属する人材を育て
ていかなければならないと思います。
企業の中に一人でも多くの徳高い経済人を増やすことが、企業とその企業が属する地域を明る
く豊かにするものだと考えます。
メンバーだけではなく、地域の経済人も巻き込んだ事業を行いたいと思います
。
子どもや孫たちのために
ここ数年の異常気象は、あらゆるメディアで取り上げられ、皆さんもご承知の通りです。
特に2007年の夏は観測史上最高気温という言葉を多く耳にしました。
これは地球から人類に対しての警笛としても受け止められます。
環境問題が取りざたされる中「何か行動をしなければならない」と、頭の中では理解していても、実
際に行動に移しているのはごくわずかだと思います。
このような状況の中、私たち全ての人が50年後100年後、つまり私たちの子どもや孫の時代を見据
えて考え、アクションを起こす時期ではないでしょうか。
(社)鹿島青年会議所としても地域に密着した運動を展開する団体として目を背けてはならない問
題です。環境に関する問題は、一人ひとりの日常に深く密接していることを自覚してもらうと同時に、
今すぐにそして継続的に取り組めて、具体的でわかりやすく、未来を担う子ども達を中心に巻き込んで、
地域住民と共に実践でき、継続的に行えうる事業を行う必要があると考えます。
創立50周年の取り組み
半世紀の節目は我々の人生においてめったに経験できるものではありません。
この機会に、これまでの鹿島JCの歴史を見つめ直しましょう。そして、これまでの積み重ねの上で我
々は存在しているという事に感謝の念を持ちましょう。
先輩方が何を想ってこの組織をつくり、継承してきたのかを真摯に見つめ、そしてこれからのあるべき
姿を考えましょう。
また、鹿島JCをより多くの方々に認知頂ける絶好の機会と捉え、全員が一致団結し、素晴らしい事業
を行うことにより、鹿島JCとして、またJAYCEEとして成長してまいりましょう
。
おわりに
JCの活動は一人では限界があります。メンバーやOBの皆様、地域の人々など、周囲にいるたくさんの
人たちの協力があってこそはじめて行えるという事を忘れてはなりません。
「自分の利益は追求せず、世の中の人のために役立とうと心を砕くことは、自分にも他人にも全てに良
い結果をもたらします」という仏教の教えもあります。
「利他の精神」と「謙虚さ」を行動の原点と位置づけ、活動していきましょう。
日々のJC活動では確固たる理念の下、“鳴門海峡の渦潮”のように、あちらこちらにたくさんの渦があります。
誰かがやるだろうとその周囲に漫然と漂っていれば、たちまち渦に巻き込まれてしまいます。自分が渦の
真ん中にいて、周囲を巻き込んでいくような行動をしなければ、醍醐味やその先にある達成の喜びも味わ
う事はできないでしょう。ルールを守りながら「自ら渦を巻き起こす」主体的で積極的な行動が必要です。
冒頭にも書いたように、本年度は50周年という大きな節目を迎えます。過去の活動・運動を振り返りなが
ら「自分が源」となって、愛する故郷の未来のために真剣に取り組む一年にしましょう。